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楽園のはじまり

詩文第一回翻訳 「至上の歓び」(ロバート・ブラウニング)

詩文第二回翻訳 「夏の想い出」(リヒャルト・デーメル)

詩文第三回翻訳 「月あかりの下で」(ポール・ヴェルレーヌ)

詩文第四回翻訳 「センシティヴ」(アルチュール・ランボー)

詩文第五回翻訳 「郵便切手」(ヨアヒム・リンゲルナッツ)

詩文第六回翻訳 「星辰」(フリードリヒ・ニーチェ)

踊る蛇

シャルル・ボードレール

なんと愛しいこの眺め 物憂げな愛しい人

君の綺麗な肉体の

ゆらりゆらめく布地のような

肌のきらめくその様子!



深々とした君の髪

つんとにおいを漂わせ

まるで香るさすらいの海

青とセピアの波のよう



さながら船が朝風と

ともに目覚めの刻を迎えるように

我が夢見る魂は綱を解く

はるかかなたの空に向かって。



君の目には すいもあまいも

何もうかばず

鉄と金の混ざり合う

二つの冷たい宝石だ。



美しくも投げやりに

そんな調子で歩くさまなど

棒っきれの先っぽで

くねくね踊る蛇のよう。



怠惰がずっしとのしかかり

君の幼い頭はまるで

小象のように

あぶなっかしくゆれていて



身をかしいで寝そべれば

あたかも華奢な船体の

右へ左へ舳先を

水面にもぐらせるよう。



轟音とどろく氷河の

溶けて 膨らむ波頭さながらに

君の口のその水も

歯並のふちにおしよせれば



ボヘミアのワインを飲む心地

あの苦くも誇らしい

我が心に星 散りばめる

水のように澄んだ空を飲む心地!


ななみとこのみのおしえてABC

 

輝く子供たち

千年王国の到来

楽園がはじまる

 

本詩文はjedisunefleur氏の現代文訳に私が手を加えた。鈴木信太郎氏の旧訳も参照。

管理人:kagami

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